健康のためやダイエットのためなど、体に気を使ってウォーキングを始めた方も多いでしょう。
しかし、いざ始めてみると体重が減らないどころか、増えてしまった経験がある方は、少なくないと思います。
ウォーキングを行ったにもかかわらず、体重が増えてしまう原因として、筋肉量の増加と体のむくみが挙げられます。
その中でも、ウォーキングを行って、なぜ体がむくむのか?ということに注目してみました。
今回は、ウォーキングにより体がむくむ原因と解消法をご紹介いたします。
目次
ウォーキングによるむくみの原因3つ
健康志向によりウォーキングを行い、これから少しずつ体重も減っていくと思っていたところ、逆に体重が増えてしまっていたら、ウォーキングをする気持ちがなくなってしまいますね。
体重が増えた場合、長期的に見ると筋肉量の増加も考えられますが、ウォーキングを始めたばかりという方には、むくみによる体重の増加が考えられます。
それでは、ウォーキングで体がむくむ原因を見ていきましょう。
塩分と水分
体内の水分が多いと、体はむくみます。
基本的には、体に必要量以上の水分が溜まることで、むくみに繋がります。
ウォーキングの前に塩分が多い食事をしたり、水分を摂取しすぎると血中の水分量が多くなってしまいます。
運動中にも過度の水分を摂取してしまうとむくみに繋がります。
また、血中の塩分濃度が高いと、調整するために水分を増やさなければなりません。
その増えた水分が結果的に体をむくませてしますのです。
筋肉量
体の筋肉量が少ないと、体はむくみます。
普段あまり運動をしない方が、急に負荷の高いウォーキングをしてしまうと、体の筋肉が血液を運ぶことができず、心臓に遠いところからむくみ始めます。
筋肉量が少ないということは、血液を送り出す機能が弱いということですので、血行が悪いということが主な原因です。
血行が悪くなると、体に余分な水分や老廃物が溜まってしまいます。
水分や老廃物、血液などが溜まることで、体がむくんでしまうのです。
病気
あまりにむくみがひどい方は、体がSOSを出しているのかもしれません。
むくみがサインになる病気としては、腎臓疾患が挙げられます。
ウォーキングには直接関係はありませんが、食生活も気にかけているのに、体重が増加してしまう方は要注意です。
もちろん運動による筋肉の増加で、体重が増えていることも考えられますが、むくみは筋力が増えると治まりやすくなります。
あまりにもむくみがひどい場合には、自分で解決しようとせず、病院で診てもらうことも考えましょう。
むくみに効果的な4つの解消法
体がむくみ原因は様々ですが、基本的には体の水分量により、むくんでしまいます。
必要以上の水分が体に溜まっていると、その水分を逃がすすべが無く、むくみに繋がってしまうのです。
もちろん普段気をつけるポイントがわかっていれば、むくみを防ぐことができます。
むくみを抑えるために、ウォーキング時に注意すべきことを見ていきましょう。
ウォーキング前の食事
ウォーキングを行う前は、塩分の多い食事は控えることをオススメします。
漬物や梅干、ラーメンなど塩分が高いことでよく知られていますね。
また、かまぼこやはんぺんなどの練り物系も、意外に塩分が多いです。
普段の食事ではお好きなものを食べるべきですが、ウォーキングの前は控えましょう。
ウォーキング前には、バナナやトマト、海藻類、アボカドなどカリウムが多い食材や、きゅうりやとうがんなどのサポニンを含む食材もオススメです。
ウォーキングだけにとどまらず、運動前の食事には注意が必要です。
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サプリメント
むくみを解消、予防する成分をサプリメントで補うのもひとつの手です。
特にビタミンB1やミネラルを摂取しておくと、むくみにくくなります。
むくみを抑えるために食事を見直すのは、とても良いことですが、サプリメントを活用することでより高い効果を得ることが可能です。
食事は好きなものを食べたいときもありますので、サプリメントで体内を整えるのもオススメです。
体に合ったウォーキング
筋肉量が少ないと、体はむくむと書きましたが、筋肉量が少ないと体の血液をスムーズに送ることが難しくなります。
そうすると手や足がむくみ、ウォーキング後に体重が増えたり、体がだるくなったりします。
普段運動をあまりしない方は、張り切りすぎずに適度なウォーキングから始めましょう。
10,000歩以上歩くと体への負担は大きくなります。
まずは、5,000歩以内で体の調子を見ていきましょう。
1ヶ月間付加の低いウォーキングを行い、筋肉量が増えてきたならば、徐々に歩く歩数や距離を上げていくと良いでしょう。
ウォーキングの際は、正しいウォーキングフォームを意識しましょう。
ポイントとしては、足の指をしっかりと使うことでふくらはぎを動かすことができます。
こまめな水分補給
体内の水分量が多いとむくみやすくなると書きましたが、水分を摂取せずに脱水状態になると、むくみを悪化させてしまう場合もあります。
もちろん運動中は適度に水分を取るべきですので、小まめな水分摂取を心がけましょう。
しかし、一気にたくさんの量の水分を摂取すると、身体に負担がかかってしまい、余分な水分を体内に摂取してしまいます。
慣れない内は水分摂取のペース配分はわからないと思いますが、消費と摂取のバランスを意識して水分を摂取していきましょう。
ポイントとしては、少量ずつ摂取して、口の中を潤すイメージを持ちましょう。
がぶ飲みは水分の過剰摂取に繋がりますので、控えましょう。
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まとめ
今回は、ウォーキングにより体がむくむ原因と解消法を見ていきました。
健康やダイエットのためにウォーキングを行ったにも関わらず、結果的にむくみにより体重が増えてしまったり、体調が悪くなってしまっては、意味がありませんね。
ウォーキング前には、食事などに気を使いむくみにくい料理を考えましょう。
また、日常的に運動をしていなかった方は、特に注意しなければなりませんが、自分の筋肉量に合ったウォーキングを実施することを心がけましょう。
無理をするとむくみの原因に繋がりますので、長期的に見てウォーキングの質を高めていきましょう。